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三保真吾

Author:三保真吾
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熊本県出身。
マリスト学園卒業。
武蔵野美術大学卒業。
長男、B型。
現在一児の父。

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ダンボールのフタ

2007.08.30 雑記
毎度のことではあるけれど、
中途半端なままになっていたエコ検定のお勉強。

実は更新を怠っていた間にすでに検定試験は終了していたのです。
僕はといいますと、まあ申し込んだ手前、試験は受けました。
一応ここにご報告しておきます。

公式テキストからほとんどの問題が出されるというにもかかわらず、
楽してポイントだけかいつまんでしまおうと考えた安直な僕は
参考書だけ購入していたのです。
しかしさすがに日も迫ったので過去問と模擬テストの載った参考書を
もう一冊買いました。
それが試験の数日前。

そしてそこでビックリ。

合格基準点には何とか達するものの、
けっこう知らないことが多く、一気に不安になったのであります。
流れとしてはかなりマズイ。
何がマズイって、直前でのこの心理状態がマズイ。

手持ちの参考書の範疇を固めとけばまあ何とかなるか、
そう思う一方、勉強するために試験を受けるんじゃなかったのか!
という何とも懐かしく、青い葛藤。
そんな状態に少しワクワクしながら、
結局前々日になって公式テキストを購入。
この滑稽さをひとつの心理的契機にしなければならない。
というより、それしか方法がないと思えたのであります。
弱い、凄まじく弱い。

200ページにびっっっっっちりの文字。
時間を逆算すると、1回目を通すのが限界。

前日の朝。
ひとまず図書館に向かう。
入口の、持ち込み参考書での勉強禁止の張り紙。
外はしとしと雨。
いよいよ終わったかという心理状態に陥るも、
ひとまずデパートの屋上や喫茶店を渡り歩き、
ここ最近ダンボールに突っ込んで身体の奥底にしまっておいた
集中力を引っぱり出してみる。
やはりけっこうホコリがかぶっている。

そんで迎えた当日。
またも朝一番で喫茶店をはしごしながら、読む。
開始ギリギリにとりあえず読み終わる。
すでに何か大切なことを見失っている気がするも、
とりあえず気付かないふりをして試験開始。

手ごたえは微妙。
フワフワとした疲労感だけを昼間っからまとって、
家に帰る。

で、こういったものはすっかり忘れた頃に届くのであります。

検定試験料を¥5,000も支払い、結局無駄に参考書も買い求め、
ダメな自分を思い出させるような、思いのほか負担の大きかった
この試練をなんとか乗り越え、無事取得しました。
エコピープルの仲間入り、らしいです。
それはちょっとどうなのよ。

試験結果はというと、おぉ過去最高の94点。
オレもやればできる子なんだね。
少しだけ気持ちよくなったので今回の受験は良しとします。

しかしたまには開けよう、ダンボールのフタ。
いざ開けてカビでも生えてたら大変だもの。

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勇者

2007.08.29 雑記
にわかには信じがたいが、
僕も人並みに大人になって、幾つかの経験をして
ふとまだ幼かった日のことを思い返すわけで。
それはつい去年、昨日、或いは瞬間的に更新されていく
自分という連鎖そのものをも含んでいる。

子供の頃、何も知らずただ憧れていた何かと
今、僕が必死に追い求めている何かに
一体どれほどの違いがあるだろうか。
そんなことをじっくり考える。

一歩足を踏み入れてみると、
どの世界にも先人達が研ぎ澄ましてきた知恵と技術、
それを裏付ける理由が確かに存在するわけであるし、
不意にそんなものを目の当たりにしてしまったすぐ後には、
ああなるほどそうやって世界はまわっているのかと
妙に納得をしてしまったりもするのだが、
一方でその狭い世界にぐっと入り込んで
感動し切れない自分というものを常に感じてしまう。

この違和感はどこからやってくるのか。

        *

大きな夢を抱きなさいと誰かが言う。
いつまで夢見ているんだと誰かが言う。
いや、そう言う人達ばかり、そういう世の中ばかり。
そう言う世界のもの悲しさというものを
僕達子供は以外と敏感に感じ取っているということに
大人達はあまりにも鈍感だ。

僕達はイメージできる。
あぁやっぱり人間だもの、ささやかな夢を見ようよ、と
つぶやく年老いた大人達の姿を。
そしてそのイメージから逃れるために何が必要で
何が必要でないのかということを、
やはり僕達は追体験しているんだ。
受け継がれる魂の連鎖の一部分として。

        *

夢というものが希望というものと同意義である社会は
世界中ではまだ少ないかもしれない。
歴史上、そんなイデオロギーが発生したのは
つい最近のことなのかもしれない。
世界のことを僕はよく知らないけれど、
仮にそうであるとしたら僕達はむしろ、
夢シンドロームに陥っているのか。

そう考えると健康なんていう言葉はやっぱりなんだか
ウソ臭くってしょうがない。

今言い放ったこの言葉に宿る違和感。
これって根深いのだけれど、やはり越えていかねばならないと、
僕は思っている。
生まれたままの勇者の姿で。

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花金

2007.08.27 雑記
金曜の夜、仕事を終えると携帯に不在着信。
学生時代の友人である。
すぐに折り返し用件を聞く。
この時点でシンパシーは生まれているのである。
不在着信の理由となった話題などそっちのけにして
ひとまず誘い出す。
こちとらこれまで味わったことのなかった「花金」である。
そうしない手はない。

待ち合わせは新宿。久しぶりの新宿である。
外人だらけのパブでビールを1杯だけ飲んで、
彼をまっている間にウロウロして見つけておいた
萎びた居酒屋に移動する。しかし満席。
そこはなんせ花金である。仕方ない。

しょうがなくすぐ近くの洒落た地鶏やへ。
パブで飲んだキルケナーも旨かったが、
プレミアムモルツもやっぱり旨い。
料理などほとんど手をつけず、焼酎に手を伸ばす。
これまた先日飲んで旨かった七夕である。
すっきりとした飲み口が実に品があって旨い。

そんな具合で酒を煽りながら、
お互いの仕事の話なんかをするわけだが、
世の中の色んなことを少しだけかじっちゃったね、オレら、
という程度の話である。

僕達は学生時代から肩を組んでものづくりをしてきた
かつての同志の一員である。
俄然熱くなってしまうのはやはりノスタルジーの根っこ。
無論そう言い切ってしまうのは少し違うのかもしれない。
会話が明らかに熱を帯び、花金の時間というものが、
酔いのせいだけではなく確かに縮んでしまうのだから。

そんなこんなで結局終電で帰る。
「久しぶりに飲むとしみったれるな」
「まったく」

船橋につくと当然バスはない。
シャツを脱ぐと少しだけ風が体を撫でる。
それでも体を引きずるようにしてとぼとぼと帰る。
駅からまっすぐにのびる道はこう配のある坂道である。
熱帯夜の空気を折り畳んでどこかにしまう。
そんなイメージ。
「ないな」とつぶやいてみたりする。

花金というもの侘びしいものね。

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エイエイオー

2007.08.23 雑記
ようやく決まりました、ついに保育園であります。
来月からわが家の娘も保育園デビューです。

託児所に預けるようになって3ヶ月半。
とうとうこの日がやってきました。

いつもよりちょっと分厚い市役所からの手紙を見た瞬間、
思わずかみさんはガッツポーズをしたことでしょう。
「ようやくこの呪縛から解き放たれる・・・」
彼女の口からもれたこの言葉には、確かな背景があるのです。

度重なる幾つもの書類の手配と申請、落胆と不安。
託児所に預けるようになってからはいつもの家事に加え、
フルタイムでの日中の仕事と子供の送り迎え。

娘は風邪を引いてばかりだったため病後児保育に行くたび
仕事は早退したり、休んだり。
相当なストレスとプレッシャーだったと思います。
ひとまずご苦労さまでした。

娘は慣れるまでまたしばらく大変かもしれませんが、
家族のスタイルとしてはようやく収まるべきところに
収まりました。
また新たに思いもよらない困難が出てくるかもしれませんが、
ひとまず安心しました。

以上、非常にリアルな家庭風景をお届けしました。
ここで、これから結婚して家族をつくる方々に偉そうに申し上げます。

今申し上げましたごく一端の事実の行間に真実があるのです。
大切なことは常にそこに照準を合わせておくということです。
ぐうたら親父の最も大切な仕事は、まさにそこなのです。

いかなる困難が訪れた時にも、真実を見失わない人間が
集団の中には必ず必要なのです。
見失わないということはつまり、執拗に握りしめたままでいる
ということです。
よくよく考えたら馬鹿らしかったよ。と、つい思いがちな
例えば出会ったばかりの頃の燃えるような恋心に
家族の核となるともしびがあると信じ続けるということなのです。
それこそがぐうたら親父に課せられた仕事なんです。
いや、ホントに。

かみさんにそんなことを仮に話したとしたら、
「そんなこといいからおむつかえてよ(怒)!!」
と罵られたりするでしょうか。
それは僕にはわかりません。考えるのはよしましょう。

これから結婚して家族をつくる方々に申し上げます。
親父というものの哀愁はこうしてにじみ出てくるのです。
エイエイオー。
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残炎

2007.08.22 雑記
残暑お見舞い申し上げます。

今年の夏はまさに酷暑であります。
本当にヒドイ暑さです。

この夏の暑さもそうですが、
ここのところずっと異常気象が続いており、
果たして何が正常だったのか思い出せなくなって
しまいそうです。

「おいおい、地球はヤベーんじゃねーの?」と
誰もが思わないでいられない、そんなところまで
とうとう僕達は歩を進めてしまいました。
本当に恐ろしいことです。

僕達の胸に残っている小さな炎について想いを巡らせます。
光と水から生まれてきた僕達の、命という炎。
絶えず受け継がれてきた、連続する炎。
炎、炎、炎。

残炎の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
どうぞご自愛くださいませ。

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2007.08.21 雑記
たんへんご無沙汰しております。

仮にこの日誌を定期的に読んでくださっている方がいるとしましたら、
大変お久しぶりでございます。

いいかげんな僕の性格を如実に物語るように、
あっという間に二ヶ月という月日が過ぎてしまいました。
この月日の間に僕に何があったかと言いますと、
やはり大したとこではないのですが、
転職をいたしました。

転職というのはつまり、私はこのhigomokkosu SHIRTを運営する傍ら、
日中サラリーマンとして私なりに社会の一員として
身を削ってきたわけであります。
この事実はもしかしたらある意味裏切り行為だったかもしれません。
そう感じられる方がいらっしゃいましたらこの場を借りて
お詫び申し上げます。
申し訳ございません。

これまで私がどんな仕事をしていたのかと申し上げますと、
ほんの数週間前まで、シガーショップに勤務しておりました。
オーガニックという言葉からはかけ離れた仕事であると
お思いになる方も多分にいらっしゃると思います。
そのあたりにつきましては、また別の機会に私の考えを
申し上げたいと思っております。

転職先はといいますと、なんとこれまでhigomokkosu SHIRTが
オーガニックコットンを購入しておりました会社なのであります。
導かれるようにしてオーガニックコットンにより寄り添う仕事を
させていただくことになりました。
後にわかったことでありますが、この転職も運命的なタイミングで
ありました。

何はともあれ、そういったごたごたの中でブログが更新できずに
いたのであります。
無論、更新できなかったというのは私の怠惰のなせるところで
あるのですが。

更新しなかったこの数カ月、大変ありがたいことに、
ブログの復活を心待ちにしていますというお声を幾つか頂戴いたしました。
私といたしましても、このブログを更新しない月日の間、
更新するという自意識過剰なまでのプレッシャーから解放され、
存分な睡眠時間と一歩引いた客観的な視点を享受してきたわけであります。

それは肉体的に言えば有意義な夏休みであったと言えるわけですが、
ところがどうしたわけか、心が荒んでしまったという実感を抱かないで
いられないのであります。

このブログが私にとってどういう意味をもっているのか
答えを見い出すのはあまりにも早いかもしれませんが、
少なくとも私の中にあるモヤモヤを言葉にするということが
私にとって大きな意味をもっていたのだと痛感したのであります。
もちろん自己満足の世界から一歩も足を踏み出していないことに
なんら変わりはないのですが。

そういうわけで心機一転、ぼちぼちブログも更新していこうと
そう思っています。

適当で無鉄砲で無頓着なこのブログに目を通していただれる方が
いらっしゃいましたらこの上ない光栄であります。

今後とも宜しくお願い申し上げます。


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