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プロフィール

三保真吾

Author:三保真吾
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熊本県出身。
マリスト学園卒業。
武蔵野美術大学卒業。
長男、B型。
現在一児の父。

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音色でありたい

2008.02.19 雑記

たとえば野菜と百姓のような
たとえば光と画家のような
たとえば子と母のような

つまりそんな関係を
僕はシャツにあるいはことばに

星とかカルマとか赤い糸とか
深情だとかまなざしだとか降ってくるものだとか

とにかくつまり、授かった

そう信じてしまった
暗室の音叉のような


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風の中で

2008.01.15 雑記
風と揺らぐ木々のなかで

自分には確かに
拭い去れないものがあり

自分から確かに
滲み出してしまうものがあり

だからこそ自分に
降り立つものがある

だがしかし
その存在の確からしさを
口にすべきではない

ただひたすらに
その魂にしがみつくべきなのだ

揺らぐ木々と風の中で

その確信と核心こそを抱け
ぼくそしてあなた

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2007.12.14 雑記
無音のみ届く冷えきった板の間
弓を引く横顔そのままで
まさぐる熱望の対岸
裸眼でもいいのだ
そんな土曜を夢見ている
つまり見境のない衝動

どじょうがでてきてこんにちは
どんぐりころと言う青葉のきらめき

かつてさらされた棚田の航空写真
それがどうしたというのだ
だがしかし連なるはずの呼吸が風の色と調和しない
その影を
飛行機の上から見下ろして
この小さな背中に
僕は
知らぬふりして

嘘をつかずに生きてゆけない
裏切り続けられて生きてゆけるだけの力があるか
それもわからない
そんな僕が君たちに
いったい何を残せるというのか

お父さん
あなたは今でも
例えばこんな想いが
胸をかすめることがありますか

このまま矢にのって
白い息がほほを伝い無言の点々となり
やがて薄い透明になったあと
着地して溶けてなくなる、その瞬間
君たちがそこに立っていてほしい


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もぐらのあぐら

2007.12.11 雑記
いっちょまえにびびってんじゃねー   よ
庭のドクダミの群れ
くどくも毒もなく
いやそれどころか、もっと奥の地中からのこえ
手を伸ばすのだが
どうしようもなく浅い根と
死ねと無念の根毛
かねがね金がねー
派手な部屋の片隅にね
もうきちゃった過去の未来のほこりが
うっすらとつもっているよ、気がついているくせに
何もなかったと言ってしまえば
島根の思い出
すっとしまってしまえば虫眼鏡の焼き付く情動
上等だよく吠える犬だ
無様に死ぬなどと
いっちょまえにびびってんじゃねーよ

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た だ

2007.12.11 雑記
そうだった僕には
思想や思考、論理や倫理、本意や真意
そんなものなどあるはずもなく

ただシャツを着て
一枚のシャツを着て

ことばがこぼれ落ちただけだった


ひざのうえで
子供がしゃくりとりんごをかじって
あごをあげて見上げる

それが僕で

それが娘



ただそれだけだった


そして
炊事場でかちゃかちゃと食器を洗っているあなたを
ぼんやりと波打つように

いとしく思っている



ぼくはそのような




ただそれだけ


















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