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2009.06.19 higomokkosu GARDENこの生命は生まれ落ちたのではなく、
配置されたのだ、と思う
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来た
2009.02.14 higomokkosu GARDEN南からの無理風、髪の毛の畝
横断歩道のシマシマに上半身を押し出し
だがしかし信号は赤だ
竹やぶは乱心、ひゅろろ鳴く壁
前を歩く人の背中が
妙にシルエットを強め、
ぼくはいつもより上手く歌が歌える
ぬるいポカリスエット
南からの呼び風、「もう止めた」んだ
足元への視線を奪い、湿り気を残す
アスファルトとソールの間に滑り込んで
家路の坂道を、滑らす、摩擦なく
南からの蒔き風、たちまちに吹き
木々のつぼみを、アルミサッシを、
金曜の夜の夢を、トントンとノックする
息吹、南からの息吹
白を吹きさらう、息吹
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スキップが下手
2009.01.23 higomokkosu GARDEN突き抜けた怠惰だ、だまされるまま吹きだまるのだ
グレーという深淵のどん底は
光の色もごまかす恐ろしい場所だ
ペンキと卵みたいなにおい
そこに落ちていくのだ、うっすらと
ばばすばす、ばばすばす、ばす
手を伸ばせばつかむことができる
なんか生きている感じ?を
でもそれは灰色の気体
ロジックよりも照れ隠し、
野心や自信よりも下心や戸惑い、
確信や理由や希望よりも物忘れやへりくつや約束がいい
えくすとりーむ、飛ぶのが嫌いなトリとか
優しくて絶倫なおじさんとかになりたい
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なんとなく右手をあげてみる
2009.01.20 higomokkosu GARDENプテラノドンのみずみずしい目玉のひかり
不格好な飛行、機能として熱を帯びる
ライム、ソーダ、揺れる氷河のうえで
タンカレーNo.10、紫紺の空振り向けば
あなたたちの笑う顔ばかりが見える
さあ、午後がやってきた
不自由や痛みも手に入れることができず、
自由や快楽にも手が届かない。
ミミズのようにただの管になって
にょろにょろと土を食べ土を吐き出し
もぞもぞと土から生まれ土に還る
ぼくの音楽のボリュームは小さくなった
電気ごたつのブーンという音が大変に不快で
窓を突き破って庭に投げ捨てる
息を荒げることもなく
算数ドリルを仕上げる
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ぐががっ
2009.01.15 higomokkosu GARDEN温められたピンクや黄色の銀紙
こたつの中にかくれてチョコレートをかじるのはだれだ
探検用の自転車のライト、ドラえもん
ゴチン、という鈍い音
庭の畑を新調した鍬で耕す
2坪半?の畑と格闘しながら
北海道を開拓した人々のことを思う
右手小指の付け根と左手薬指の根元にマメ
マメは愛おしい
好きなのだ、ボールペンが
なるべく安い油性のやつ
わら半紙のノートとセットで無人島と寝台特急には
必ず携帯したい
おそらくヒゲはぼーぼーになり、
センチメンタルになっちまうだろう
それでも世界を写し取ることはできる
#
何もかもを与えられると
何かを奪われたように感じるのはなぜだろう
何もない世界に浸ると
何もかもが光りだすように感じるのはなぜだろう
冬の明け方、時間さえも凍り付くような世界が
毎朝訪れているはずなのだが
美しいものはたまに見るのがよいと決め込んで
ぐががっ、とヘンな寝息をたてる
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